失敗した人から学ぶ植毛失敗しないためのクリニック選びと具体的な見分け方

2018年8月6日植毛クリニック, 植毛手術

植毛検討中の人は植毛の失敗例と植毛クリニック選びやクリニックの具体的な見分け方を知っておきましょう。

薄毛対策、とりわけAGAの治療法として絶大な効果を発揮している「植毛」。中でも自分の髪の毛を利用する自毛植毛への関心は日を追うごとに高まっています。一方で「植毛したいけど痛くないのかな?」「もしも植毛して失敗したらどうしよう」など植毛に対してさまざまな不安を感じている人が多いのも事実です。さらに「植毛で失敗した」という言葉だけが独り歩きしていて、どんな失敗例があるのかも知らないまま植毛クリニック選んで施術を受けた人も多いです。

植毛の失敗例、植毛検討している人にとって必要な知識や成功率アップの鍵をご紹介します。

この記事の目次

植毛失敗例その1、「イメージと違った!」

植毛における失敗と聞くと育毛剤や発毛剤を利用して効果が出なかったという感覚で「髪が生えてこなかった」という失敗イメージを持つ人もいると思いますが、現実はもっと深刻です。理想には程遠い仕上がりになる失敗の可能性もあります。

「思い描いていたイメージとかなりかけ離れていた!」

これが1番多くて深刻なケースです。主に医師の技術不足によって生え際のデザインがおかしかったり、全体的にスカスカになるなど不自然な仕上がりになってしまったという失敗です。

「不自然な仕上がり!?生え際が目立ってカツラみたいに…」

人工植毛と違い、自毛を使う自毛植毛では仕上がりもより自然に馴染みやすいと言われています。しかし、その人の髪型・髪質などによって髪のクセや流れる方向、密集率が部分ごとにありますので、ここを丁寧に仕上げていかないと自分の髪の毛なのにカツラのような仕上がりになってしまいます。

とくに生え際がより目立つため、医師たちは細心の注意を払って髪の毛の移植を行っています。つまり、腕のいいドクターであれば、とても自然な仕上がりになりますし、また逆も然り、ということです。

残念ながら植毛を行う設備を含めた環境や医師の技術にはクリニックによって差があるのが現状です。

植毛によってフサフサの髪をイメージしていた患者さんにとって、余計に薄毛の部分を際立たせてしまう結果になるのは不本意なことで完全な失敗です。植毛の成功のイメージが絶大なだけに、見落としがちな失敗例の中でも特によくある失敗例として挙げられます。

植毛失敗例その2、生着しなかった

「植毛」には主に人工毛植毛と自毛植毛の2種類があり、自分の毛根を採取して移植する自毛植毛のほうがメリットが多いため、大多数の患者さんに選ばれています。

⇒植毛のメカニズムについてはこちらの記事をご覧ください。

自毛植毛が選ばれる理由の1つに「生着率が高い」という点が挙げられます。

「生着率」とは1人の人に移植した毛根のうち、どれだけの毛根が生き残って定着したか、を指します。「定着率」と呼ぶこともあります。

個人差もありますが、移植した毛根が全部が全部生着するわけではありません。日本皮膚科学会が発表した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」によると自毛植毛による生着率は82.5%と高い水準を保っているとしていますが、100%ではないのです

(中略)さらに,Beehner は著書の中で複数の報告を検討し,自毛植毛術は 82.5%以上という高い生着率が得られることを記載している

引用:日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版/疾患概念・病態と診断,治療  4.治療  CQ4:植毛術は有用か?

生着率は100%ではないので思った以上に移植できなかったと感じてしまう人もいます。

ちなみに、移植に成功した髪の毛はその後も半永久的に自生し続けると言われていますので、8割以上一旦定着すれば一安心ということになります

生着率が低い原因で植毛を失敗した人は、考えられることは移植する髪の毛の死滅や炎症です。

移植する髪の毛は、まず側頭部などの自生している髪の毛から採取します。その髪の毛を細かく株分けした後移植を行うのですが、この「採取」や「移植」といった作業に時間がかかりすぎると、移植を行う前に髪の毛が死んでしまいます。これでは移植を行っても自生するわけがありません。また、採取や移植の際に頭皮を無駄に傷つけ過ぎてしまい、炎症が起こっていることも考えられます。

自毛植毛の生着率アップが植毛成功の必須条件で、その移植の作業は、やはり熟練した医師選びが重要です

植毛失敗例その3、目立つくらいの傷跡が残った

以前よく利用されていた植毛方法で、メスを入れて後頭部の一部分を皮膚ごと切り取り、そこから移植させる髪の毛のグラフトを採取するというFUT法という植毛方法があります。施術後切り取った後頭部を縫合するのですが、その箇所がいつまでたっても線状の縫い傷が残ってしまう場合がまれにあります。人によっては術後は後頭部につっぱるような違和感が生じてしまうこともあります。

特にケロイド体質の方は後々まで後頭部にパッと見でわかる程の大きな傷跡が残ってしまう可能性があるので完全に植毛失敗と呼べるでしょう。

頭皮からの髪の毛の採取や移植には、頭皮を切開するものや細かいパンチのようなもので穴を開けくり抜く技術(FUE法)が生まれた背景も、やはりなるべく傷を残さないよう配慮があってのことです。技術は日夜進化を続けており、今ではとくに目立つような傷跡が残ることはそうそうありません。

目立つ傷跡が残らないように「無駄な切開」を避ける植毛法を採用しているクリニックを選びましょう

やはり経験の未熟な医師と豊富な医師では明確な差が出てしまうことは確かです。”仕上がり”同様、医師の熟練度によって傷痕の痕跡状況も全く違うのです。

植毛の失敗例から見える成功するための鍵

さて、お気づの方もいますが、結論として、植毛失敗の原因は全て”クリニック選び”によるものです。

植毛が成功するか失敗するかはクリニック選びの時点で決まるといっても過言ではありません。

上記の失敗例は経験の浅い、知識や技術に乏しい医師を選んでしまったがために引き起こされた失敗なのです。こうならないためにも、植毛を依頼するクリニックはできるだけ吟味し、検討を重ねましょう。

次ページ:「生着率」と自分の髪質や体質について

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