育毛剤で副作用に注意したい3つのタイプとその症状
育毛剤を試そうとした時に、副作用があるかどうかについてはやはり気になるものです。
ズバリ!副作用のある育毛剤もあれば、ない育毛剤もあります。配合成分によるといったところですね。
特に気をつけたい副作用の可能性がある育毛剤は次の3つのタイプがあります。
- ミノキシジル配合の育毛剤
- フィナステリド配合の育毛剤
- デュタステリド配合の育毛剤
それぞれ市販の育毛剤と比べて効果が期待できる半面、副作用が発現する確率も高く、症状も様々です。
主な育毛剤タイプ別副作用による症状
育毛剤にはどのような副作用が存在するのかを紹介します。
ミノキシジル配合の育毛剤
ミノキシジルは元々、高血圧の治療薬として使われていた成分です。
服用した患者さんに「多毛症状(体の毛が濃くなる現象)」が見られたため、1980年代から海外を中心に薄毛治療に活用されてきました。
その効果は他の育毛剤と比べて絶大ですが、その分副作用も強いのでハイリスク・ハイリターンな育毛剤の代表と言えそうですね。
またミノキシジルは個人で輸入することが可能ですが、偽造品も多く保証面のリスクが高いのでおすすめしません。
(外用薬)
リアップシリーズ(大正製薬)、ロゲイン(ジョンソンエンドジョンソン)、カークランド(コストコ)、ポラリス(ポラリスリサーチラボラトリーズ)など ※リアップ以外はすべて海外製品(内用薬)
ロニテン(インタスファーマ)、ノキシジルタブレット〔通称ミノタブ〕(TOファーマ)
フィナステリド配合の育毛剤
出典:MSD Connect/プロペシア錠 1mg 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬 ◎男性型脱毛症用薬◎
フィナステリドは既存の育毛剤では難しかったAGAの原因である悪性男性ホルモンを抑制することで薄毛の進行を止めると言われています。
その高い効果の反面、ホルモン分泌に作用するため、ホルモンの影響を受ける男性機能や肝機能の副作用の可能性があります。
しかしフィナステリドはクリニックで処方される内服薬に配合される成分で、市販の育毛剤には使われていないので安心してください。
(内服薬)
プロペシア(MSD)、フィナステリド錠(トーワ、サワイなど)、フィペンシア(シプラ)※、プロペシアアメリカ版・オーストリア版など※(メルク)など ※はすべて海外製品
デュタステリド配合の育毛剤
出典:gsk/ザガーロ 0.1mg 5α還元酵素 1 型/ 2 型阻害薬/男性型脱毛症治療薬 デュタステリドカプセル
デュタステリドは、2015年に国内で認可された、最も新しい薄毛治療薬です。
こちらもクリニックでのみ処方される内服薬に配合されていて、フィナステリドで効果がみられない場合に使われます。
いわばデュタステリドはフィナステリドの上位互換版とも言えるため、効能の強さから副作用の発現率や症状もパワーアップしています。
ザガーロ、アボルブ(共にグラクソ・スミスクライン)、デュタス※(Dr.Reddy’s Laboratories)など ※は海外製品
安全に使うなら副作用のないこの育毛剤
せっかく育毛剤を使うのであれば副作用のリスクは絶対に避けるべきです。
他を犠牲にしてまで髪の毛のために育毛剤を使い続けるのはおかしいですよね?
ちなみに当サイトで紹介している育毛剤は全て副作用の可能性がないものばかりなので安心して参考にしていただけます。
しかし副作用は
- アレルギー体質や持病を持っている
- 飲み方や使い方を守らなかった
- 風邪や睡眠不足による体調不良時に使用した
といった条件が重なると発現する可能性があるので注意が必要です。
万が一、副作用が発現してしまった場合はその育毛剤はすぐに使用を中止して、症状にあった診療科を早めに受診しましょう。
かゆみやかぶれ、フケの大量発生などの頭皮トラブルが起きたら
⇒皮膚科へ
動悸や発熱、男性機能の異常などの体の不調を感じたら
⇒内科へ