「育毛したけりゃ髪を抜け」全く意味不明なアメリカの育毛法とは?
髪を抜くとその刺激によって髪の毛が生えてくるという、何を言っているかさっぱりわからない謎の研究結果がアメリカで行われたようです。
なんでも元の毛の量の2〜6倍も生えてきたとか。今回はそんな謎研究の真相に迫ってみたい。
髪の毛を200本抜くと1200本生えてくる
米南カリフォルニア大学がおこなった研究によると、髪の毛を200本抜くと、なんとその6倍の量が生えてくることがわかったというのだ。
薄毛に真剣に悩む人たちにとっては、かなり勇気のいる決断となりそうなこの増毛方法。
実験では、マウスの毛を200本抜き、1カ月後にその部分を再度調べたところ、少なくても元の倍(400本)、多くて6倍(1200本)も新しい毛が生えていることが判明したとか。
参照:髪の毛が劇的に増える方法がついに解明!ただし試すにはものすごい勇気がいる模様
記事によると、毛を抜くことで周囲の肌の細胞に毛を生やす信号が送られることで、炎症蛋白質が分泌されるからだそう。どうやら炎症蛋白質は傷を治す作用があるそうで、それにより休止している毛髪を活性化する働きあるとか。
あくまでもまだマウスによる実験ではあるのですが、1ヶ月で倍以上に毛が増えるのは驚愕レベルの内容です。とはいえ、じゃあといって髪の毛をむしり取ることは、ハゲ族の人間にとっては相当勇気のいる作業になることは間違いありません。投資家が新規株を購入するよりもハードルが高い話です。
抜き方を間違えるとただの脱毛になってしまう
しかも成功の条件が厳しく、髪の毛は1本ずつ抜く必要があるのと、毛を抜く範囲が大きすぎず小さすぎずという2つをクリアしなければならないようです。
これを聞いただけでも成功リスクが高いことがわかりますし、人間ではまだ実験されていないという部分が大きなネックであると考えられます。
我々の貴重な髪の毛を、その実験のために捧げられる人がいるのならば多くのハゲを救うために是非チャレンジしてもらいたいものです。
まとめ
今回の実験内容や実験結果を見ても、とてもこれで髪の毛が生えてくるとは到底考えられません。脱毛の原因となる食生活やストレス、AGAや頭皮の異常などが「炎症蛋白質」によって改善するとは思えないからです。
とはいえ、「炎症蛋白質」によって活性化するという原理が本当に可能ならばそういった育毛剤の開発を進めてもらいたいです。抜かずに生えるに越したことはありませんからね。